Forgerです。前回、「小論文と歌謡曲がほぼ同じ構造をしている」ことを論じた訳ですが、今回は「楽曲の構造を分析する意義」についてお話します。
結論から言うと、楽曲を効果的に聞かせるためには「構成」を考える必要があり、その前提として「構造」を分析する必要があるからです。
例えば、前回お話しした「5パラグラフ・エッセイ」では、
1 序論:テーマの設定
2 本論1:テーマに対する論点と自分の意見の根拠1の提示
3 本論2:テーマに対する論点と自分の意見の根拠2の提示
4 本論3:テーマに対する論点と自分の意見の根拠3の提示
5 結論:全体のまとめと、テーマに対する自分の結論の提示
という「構成」になっています。
言い換えるなら、
「問い」→「論点と根拠」→「結論」
という非常に論理的で明快な構成になっています。
これに対し、歌謡曲もこれほど明確ではないですが、
1 前奏:曲全体を予感させる部分
2 Aメロディー:曲は序盤。歌詞は舞台設定を提示。
3 Bメロディー:曲はサビへつなげる部分。歌詞はサビのメッセージの理由となる心情を提示。
4 サビ:曲は一番盛り上がり、歌詞は最も伝えたいメッセージを提示
5 後奏:曲全体のまとめ。
というような「構成」が存在します。
つまり、歌謡曲の「歌詞」には、
Aメロディー Bメロディー サビ
「舞台設定」 → 「心情の理由」 → 「伝えたいメッセージ」
という「構成」があり、楽曲もそれに対応したものにする必要があります。
さらに、サビを効果的にするためには、前奏にサビの一部を持って来たり、後奏でサビをリフレインしたり、対比させるようにAメロディーは敢てゆっくりと始めたり、等の様々な技法を使う必要があります。
そして、それらの技法を選択する前提として、歌謡曲全体の「構成」を考える必要があり、そのためには既存の歌謡曲に存在するAメロディー、Bメロディー、サビ等の「構造」をきちんと「分析」し、それらについて学習しなくてはならない訳です。
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