去る2月21日~22日にかけて行われた第1回世界ボーカロイド大会「VOCACON2015」に参加してきました。
その様子は下記のサイトの記事を読んでもらえればわかると思うので割愛します。
・togetter(第01回世界ボーカロイド大会 VOCACON2015 企画・公演資料、動画まとめ)
・ねとらぼ(バーチャルアイドルとの温泉旅行に人だかり 第01回世界ボーカロイド大会に行ってきました)
・週アスPLUS(初音ミクが花柳流の日本舞踊を華麗に舞った!「第01回世界ボーカロイド大会」)
私の感想としては、とても楽しい時間を過ごせました。
トークセッションや深夜の座談会での議論を通じてボカロと音楽の可能性みたいなものを感じることができました。
次回開催時にはもっと参加者同士の交流を促進する仕掛けがあるともっと楽しいものになると思いました。
あと、参加者のおっさん率が高かった(笑)。
さて、本題。
今回のボカコンに参加して1つ見えてきたのが、私が理想とするボカロ曲発表の場の在り方です。
それは、下手な曲と上手な曲が同時に存在し視聴できる場。
曲の上手い下手で肯定・否定されるのではなく、どちらも同価値で存在し、視聴者が「上手」の発見、「下手」の発見ができる場です。
初音ミク黎明期のボカロ界隈はニコ動のカテゴリランキングの中で「ズコー」というコメントが流れる曲と「神曲」と称えられる曲が混在していました。
私はその曲の中で流れるコメントを見て「この曲はミックスに問題があるんだ」とか「これは他と比べ手がここが違うのか」とか何がダメで何が良いのかを勉強することができました。
今のボカロ曲界隈に必要なのはこんな環境ではないかと考えるのです。
具体的な実現方法の案としては、作曲技術の勉強を目的としたコンテストの開催かなと考えています。
商業レベルで活躍しているボカロPさん達の場をF1レースと例えるならば、地方のカートの草レースでしょうか。
何の権威も賞金も無いけど、未来のF1レーサーもアマチュアレーサーも混在している、まだ何者でもない、でも、何者かになるかもしれない人達の集まる場。未来の始まりの場。
そんな場が私の理想のボカロ曲発表の場なのだろうと考え至りました。
なので、私はその草レース場のオーナーになることが当面の目標になるのかな。