2015年6月7日日曜日

「蟹缶の弱音ハクなボヤ記」 六言目:力まなくなるまで

 スポーツや楽器演奏などを始めた時、指導者に必ず「力まない」と注意を受けたのではないでしょうか。
 私は近所の音楽教室でドラムのレッスンを受けているのですが、やはり「力まないで」と指導を受けました。
 ドラムの場合、力んだ状態で演奏をするとスティックの動きが悪くなり、ドラムフレーズが上手く叩けない上に少し早めの曲になったとたんに演奏がついていけなくなります。
 この「力み」はどこから出てくるのかを自分なりに考えると、次に行わなければならないことを常に強く意識して、動きの1つ1つを考えているからでしょう。
では、この「力み」を抜くためにはどうすれば良いのかというと、これはもう練習を重ねて演奏に必要な動きを無意識にできるようになるまで体に刷り込んでいくしかありません。
というかそれしか私は知りません。
 レッスンを受け始めた頃は早いと思いながら演奏していた曲を、今の自分が演奏すると遅いとすら感じますし、四苦八苦していたフレーズも余裕で演奏できます。
 これを踏まえて思うわけです。
 今、作曲の勉強をしているわけですが、なかなか思うように進めることができないのは作曲をすることに「力んで」いるからではないかと。
 作曲は人生のこれまでに使ったことのない感性や知識を動員して行うことになるのでどうしても動きが悪くなります。
 
 しかし、それを理由に「作曲は難しい」と言っては先に進みません。
 
 力まなくなるまでやり続けるしか道はないのでしょうね。