2015年8月24日月曜日

「蟹缶の弱音ハクなボヤ記」 七言目:ビジネスショーに行ってきました

去る7月3日に第1回先端コンテンツ技術展(http://www.ct-next.jp/Previous-Show-Report/Previous-Show/)、7月9日に第2回ライブ&イベント産業展(http://www.live-event.jp/)に行ってきました。
コンテンツ技術展にはクリプトンが出展するということで、ライブ&イベント展には個人主催のボカロライブに使えそうな機材を探すことが目的です。
もちろん、この両方とも商談目的で開催されているので業者向けのイベントです。
それに個人参加は可能なのか?という疑問はありました。
しかし、参加申し込み書には企業の他に“団体”というカテゴリーが、しかも、業種に“クリエイター”も。
はい、PBMの会という「団体」の「クリエイター」として申し込みました。
ちゃんと展示会招待状が届きました。参加資格というのはかなり緩いようです。
●先端コンテンツ技術展
先端コンテンツ技術展は東京ビックサイトで開催されました。
展示内容はざっと見てVR、AR、3Dプリンタ辺りの技術が7割程度を占めていました。
やはり、直近の技術展開はこの辺が進んでいくのだろうと感じました。
レポートとしてはこの辺を参考にしてみてください。
藤本健のDigital Audio Laboratory
gooラボ
ここに来た理由であるクリプトンの展示はリアルタイム3DCGコントロールシステム「R3」と、ミストスクリーンでした。
イーハトーヴ交響曲を観に行った時からこのシステムがどうなっているのか気になっていたので実物を触れる絶好の機会でした。
意外とシンプルな操作機材だったので拍子抜けしましたが、そこから出ているコードの先にある機材を見て「ああ、システムとしては結構複雑なんだな、やっぱり」と思いました。
このシステムをマジカルミライ2015でも使うのかと聞いてみましたが「使わない」という答え。
他に目を引いたのはソニーPCL社(http://www.sonypcl.jp/sonypcl/)の「4KVIEWING」。
横7.2m×縦4.2mの自発光型 超高精細大型ビジョンに原寸大で色々なものを表示できます。
デモでは自動車設計のケースを説明していました。
確かにかなりリアルに表示されます。
ただ、映像による視覚情報と身体の空間認知感覚の間にズレを感知したらしく、一瞬だけ身体のふらつきが起こしました。
●ライブ&イベント産業展
こちらは幕張メッセでの開催です。
ライブの舞台装置関連をはじめ、グッズ見本はもちろん様々なキャストを派遣する会社もたくさんあって驚きました。
電子チケットの展示を見ると、今後は電子チケットに移っていく流れを感じました。顔認証チケットなんてのもありました。
大型・高精細のLEDディスプレイや球体のLEDディスプレイも目を引きました。
色々と展示されていましたが、やはり個人主催のライブに使えるようなコンパクト且つ安価な装置は有りませんでした。
今後開催される初音ミクコンサートで導入してはどうかと思ったものがあります。
今回グッズ関連で目立っていたのが、キンブレとかペンライトとか呼ばれるLEDライトです。
最近はこのLEDライトを無線で点灯パターンをコントロールできるそうです。
LEDライトを扱っているすべての会社がコントロールできるライトを展示していました。
ジーワン株式会社(http://www.ripple-light.com/)のブースで話を聞きましたが、去年くらいから導入され始めているそうです。
先日、芸能ニュースで報じられたジャニーズ系のコンサートでそれらしい映像を見ました。
化学薬品を使うサイリュームは中の薬品が破損等で床を汚してしまうため禁止している会場もあるそうです。
初音ミクのコンサートでは観客の緑のライトが光る光景を「ネギ畑」と称して、コンサートの楽しみの1つでもあります。
この「ネギ畑」をより一層きらびやかなものにするため、コントローラブルLEDライトを導入してはどうかと思います。